こんにちは!Rinです。
ぬか床を始めてから3年目になります。
その間、失敗して作り直してもいますし、「ぬか床(ぬか漬け)が美味しくない!」と感じることもたくさんあります。
そんな時にぜひ試してもらいたい、ぬか床を美味しくする方法があります。
ぬか床が美味しくない原因はいろいろあるのですが、とりあえずこの方法をすると簡単に早く美味しくなる気がします。
これは私の今までの経験上そう思うことであり、根拠ははっきりとはわかりません。こんな理由かなぁと推測していることはあります。
もしぬか床が「美味しくならない」、「美味しくなくなった」と感じた際に、簡単なのでよければ試してみて下さい。
ぬか床が美味しくないときに試して欲しい

それではぬか床が美味しくないと感じた時に試して欲しいことです。
それは、
野菜を大量に漬ける!!!
これだけです。
いろいろな種類の野菜を一度にたっぷりと入れて、漬かったらまた新たな野菜をたっぷりと入れます。
食べきれなかったり食べるのも難しい味だったら、たくさんの野菜くずで漬け捨てを行うといいかなと思います。
美味しく漬からないので、野菜を漬ける量を減らしてはいませんか?もしくはまったく入れてないとか。
実は、私がそうでした。
買った野菜を漬けても、美味しくなかったらもったいないし。野菜の値段が高い時期は特に。
野菜をまったく入れないというのは、ぬか床をダメにしてしまいます。実際、私はそれで一度失敗しています。
熟成したぬか床にするのなら、野菜はたくさん入れることが近道です。
ある時、たまたま野菜が余っていたので大量に入れていたら、一気に美味しくなって気づいたのでした。現在は、野菜はたくさん入れることを心がけています。
美味しくなる仕組みを推測

なぜ野菜をたくさん入れると美味しくなるのか。ぬか床の仕組みから、推測してみました。
ぬか床が美味しくない原因
ぬか床が美味しくない原因は、おおざっぱに言うと以下のことが原因である場合が多いです。
ぬか床は臭い匂いになることが多いですが、これは特定の菌が増えすぎていることが原因です。
臭い匂いはぬか漬けの味にも影響するので、美味しくないと感じたり、むしろまずいと感じます。
ぬか床内の菌(微生物)のバランスが良ければ、美味しいぬか漬けが漬かるということです。
野菜を漬ける役割

それでは野菜を入れて漬けるということは、どういう役割や目的があるのでしょうか。
私たち人間にとっては、美味しくて栄養価も高いぬか漬けを食べるためという目的があります。
一方、ぬか床とっても別の目的・役割があります。それは、ぬか床への菌(微生物)とエサの補給です。
野菜にも美味しく発酵してくれる菌がついていて、その菌は野菜の糖分をエサにして増殖します。
ぬか床を作った初期段階に漬け捨てを行うのも、ぬか床内に菌とエサをたくさん補給して菌を増やすためです。
微生物のバランス
乳酸菌などの菌が少なく発酵しなくて美味しくないという場合、野菜を入れたら美味しくなるというのは前述のことが理由です。
一方、特定の菌が増えすぎて臭い匂いがするようになったぬか床を改善するのも、この方法には効果を感じています。
ここからは推測なのですが、たくさんの野菜を入れるということは、様々な微生物がたくさん入ることになり、ぬか床内での微生物の”戦い”が始まるのかなぁと思うのです。陣地争いのような。
それが繰り返されることにより、ちょうどいいバランスに落ち着いてくるのかなぁなんて、思っています。
例えば、無菌状態のところに特定の菌が侵入すると一気に増殖します。
一方、たくさんの種類の菌がいればいるほど、菌が侵入した場合、それぞれが影響しあうのでその菌だけ増殖することは押さえられるというように。
あと、野菜を出し入れすることはかき混ぜることにも繋がるので、さらにいいのかも。
まとめ

まとめると、ぬか床が美味しくないと感じたら、野菜をたくさん入れるという方法をぜひ試してみて欲しいということでした。
余談ですが、ニンジンのみたくさん漬けていたことがありますが、ニンジンがすごく美味しく漬かるぬか床になりました。
その後にいろいろな種類の野菜を入れたら、他の野菜はまぁまぁの味なのにニンジンだけがすごく美味しいのです。
ニンジンばかり入れるから、ニンジン好きな菌だけ増えちゃったのかなぁという気がしています。
微生物の世界はまだまだわかっていないことが多いと聞きますが、不思議な世界です。
以下の記事では、詳しくぬか床の仕組み・管理方法やその目的についてまとめています。
より美味しくするためのヒントもみつかるかもしれないので、良かったらみてみて下さい。